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障害年金社労士ブログ

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障害年金を社労士に依頼する理由|うつ病で「負のループ」から抜け出した事例

【障害年金を社労士に依頼する理由|うつ病で「負のループ」から抜け出した事例】

障害年金のご相談を受けていると、ご相談者様が社労士に依頼するかどうか、とても悩まれる場面があります。

「自分で手続きした方がよいのか」

「社労士に依頼するほどのことなのか」

「依頼するとしても、どこの社労士にお願いすればよいのか」

障害年金の手続きは、ご本人やご家族にとって大きな決断です。

費用もかかりますし、大切な病歴や生活状況を話す必要もあります。

だからこそ、誰に相談するのか、誰に任せるのかを慎重に考えたいと思われるのは当然です。

今回は、うつ病で障害年金の請求を検討されていたご相談者様が、少し珍しい理由で当職に手続きを依頼された事例をご紹介します。

制度の説明だけではなく、「社労士に依頼する」という選択が、ご相談者様にとってどのような意味を持ったのか。

その一つの事例として、参考にしていただければ幸いです。

 

【うつ病で障害年金を検討されていたご相談者様】

ご相談者様は、うつ病で障害年金の請求を検討されている方でした。

初回相談では、まずこれまでの経緯や現在のご状態について、丁寧にお話を伺っていきました。

障害年金のご相談では、診断名だけを確認すればよいわけではありません。

いつ頃から不調が始まったのか。

最初にどの医療機関を受診したのか。

その後、どのような治療を受けてきたのか。

仕事や日常生活にどのような影響が出ているのか。

ご家族や周囲の支援はどの程度あるのか。

こうしたことを、一つひとつ確認していく必要があります。

ただ、うつ病の方にとって、これまでのつらい経緯を振り返ることは、決して簡単なことではありません。

話すだけで苦しくなることもあります。

思い出したくない出来事もあります。

うまく言葉にできないこともあります。

そのため、初回相談では、制度の確認と同じくらい、安心してお話しいただける空気をつくることが大切だと感じています。

 

【安心されたことで、少しずつ心を開いてくださいました】

最初は緊張されていたご相談者様も、お話を進めていくうちに、少しずつ安心されたご様子でした。

そして、これまで何がきっかけでつらくなっていったのか。

どのような出来事があったのか。

どれほど苦しい状況が続いてきたのか。

今もなお、その苦しさから抜け出せずにいること。

そのようなお気持ちを、少しずつ言葉にしてくださいました。

うつ病のご相談では、単に「働けない」「外出できない」といった表面的な状態だけではなく、その背景にある心の傷つきや、長く続いている無力感が見えてくることがあります。

何とか頑張ろうとしてきた。

自分なりに動こうとしてきた。

でも、思うようにいかない。

むしろ、動けば動くほど状況が悪くなってしまうように感じる。

そのような経験が積み重なると、人はだんだん自分自身を信じられなくなってしまうことがあります。

このご相談者様も、まさにそのような状態に近かったのだと思います。

 

【障害年金の受給要件を満たしている可能性がありました】

お話をじっくり伺ったところ、障害年金の受給要件を満たしている可能性があると判断できました。

もちろん、障害年金はご相談の時点で必ず受給できると断言できるものではありません。

初診日の確認。

保険料納付要件の確認。

診断書の内容。

病歴・就労状況等申立書の整理。

現在の日常生活状況や就労状況。

これらを総合的に確認し、最終的には日本年金機構の審査によって判断されます。

そのため、私はご相談者様に対しても、「絶対に受給できます」とお約束することはできません。

ただし、これまでの経過や現在の状態を伺う限り、障害年金が見込まれる可能性はあると判断しました。

そのことをご相談者様にお伝えしました。

すると、ご相談者様は、当職に手続きを依頼したいとお話しくださいました。

ここまでは、障害年金のご相談では比較的よくある流れかもしれません。

しかし、この方が依頼を決めた理由は、少し珍しいものでした。

 

【依頼を決めた理由は「自分を信用できなくなっているから」でした】

ご相談者様が当職に依頼したいとおっしゃった理由。

それは、

「自分を信用できなくなっているから」

というものでした。

これは、私にとっても非常に印象に残る言葉でした。

ご相談者様は、発病以降、何をやっても空回りしてしまうように感じていたそうです。

うまくいかない。

すべてが裏目に出る。

頑張っても結果につながらない。

何かを選んでも、その選択が間違っていたように感じてしまう。

まるで負のループに入り込んでしまい、そこから抜け出せないような状態だとお話しされました。

そのような中で、障害年金の手続きを自分で進めることにも、大きな不安があったのだと思います。

また自分で判断したら、うまくいかないのではないか。

また何かを間違えてしまうのではないか。

また裏目に出てしまうのではないか。

その不安は、とても切実なものでした。

 

【「任せること」で負のループから出たいという想い】

ご相談者様は、当職に手続きを任せることで、何とかこの負のループから抜け出したいとお話しされました。

この決断によって。

自分一人で抱え込むのではなく、専門家に任せることによって。

無事に障害年金の受給が決まることで。

長く続いてきた悪い流れを変えたい。

そのようなお気持ちだったのだと思います。

私は、その言葉を聞いたとき、ご相談者様の切なる想いを強く感じました。

もちろん、私が担当したからといって、絶対に障害年金の受給が決定するというお約束はできません。

障害年金は公的な審査によって決まる制度です。

どれほど丁寧に準備をしても、最終的な判断は審査によります。

それでも、私はこのご相談者様にとって、「任せる」という決断そのものが、大きな意味を持っていると感じました。

それは単なる手続きの委任ではありません。

自分一人で抱え続けてきた不安を、少し手放すこと。

悪い流れを変えるために、誰かを信頼してみること。

その一歩だったのだと思います。

 

【思考は現実化するという言葉】

「思考は現実化する」

この言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、考えたことが何でもそのまま現実になる、という単純な話ではありません。

病気や障害、生活の困難を、気持ちの持ち方だけで解決できるわけでもありません。

ただ、負の思考に入り込んでしまうと、それが行動や判断に影響し、結果としてさらに苦しい現実を引き寄せてしまうことがあります。

「どうせうまくいかない」

「自分は何をしてもだめだ」

「また失敗するに違いない」

そう思い続けていると、新しい選択をする力が弱くなってしまうことがあります。

相談することもできない。

助けを求めることもできない。

制度につながることもできない。

そうして、ますます孤立してしまうこともあります。

だからこそ、負のループに気づいたときには、その流れを少し変えるためのきっかけが必要になることがあります。

このご相談者様にとっては、障害年金の手続きを専門家に任せることが、そのきっかけの一つだったのだと思います。

 

【手続きが進むにつれて、少しずつ明るさを取り戻されました】

ご依頼後、障害年金の手続きを進めていきました。

必要な書類を確認し、受診歴を整理し、診断書の依頼を行い、病歴・就労状況等申立書の作成を進めていきました。

その過程で、ご相談者様は少しずつ変化されていきました。

最初は不安が強く、表情も重かった方でした。

けれど、手続きが一つ進むたびに、少しずつ安心されていく様子がありました。

「ここまで進んだ」

「次に何をすればよいかがわかった」

「一人で抱えなくてよい」

その積み重ねが、ご相談者様の心を少しずつ軽くしていったのかもしれません。

障害年金の手続きは、書類を整えるだけの作業ではありません。

特にうつ病の方にとっては、過去を振り返ること、今の状態を言葉にすること、自分の困りごとを認めること自体が、とても大きな負担になることがあります。

だからこそ、伴走する人がいることによって、少し安心して進められる場合があります。

そして最終的に、このご相談者様は無事に障害年金の受給決定を受けることができました。

 

【社労士に依頼する理由は人それぞれです】

障害年金の手続きを社労士に依頼する理由は、人によってさまざまです。

書類が難しいから。

年金事務所とのやり取りが負担だから。

初診日の証明が難しいから。

診断書の内容が不安だから。

自分で進める時間や体力がないから。

専門家に任せた方が安心だから。

どの理由も、もっともです。

そして今回のように、「自分を信用できなくなっているから」「この悪い流れを変えたいから」という理由で依頼される方もいらっしゃいます。

これは一見、少し珍しい理由かもしれません。

でも、私はとても大切な理由だと思っています。

病気によって自信を失っているとき。

何をしても悪い方向に進むように感じるとき。

自分の判断に不安があるとき。

そのようなときに、自分を守るための大切な選択ができることはとても重要です。

 

【障害年金の手続きは、一人で抱え込まなくても大丈夫です】

障害年金請求は、必ず社労士に依頼しなければならないわけではありません。

ただし、自分でできることと、一人で抱え込むことは違います。

特にうつ病などで体調が不安定な中、過去の受診歴を整理し、病院に書類を依頼し、病歴を文章にまとめ、年金事務所とやり取りをすることは、大きな負担になることがあります。

その過程で、さらに気持ちが落ち込んでしまう方もいらっしゃいます。

もし、障害年金の請求を考えながらも、

「自分で進める自信がない」

「何から始めればよいかわからない」

「判断すること自体がつらい」

「また失敗するのではないかと怖い」

そのように感じているのであれば、一度相談してみることも選択肢の一つです。

社労士に依頼するかどうかは、相談した後に決めてもよいことです。

大切なのは、必要な制度につながる前に、心が折れてしまわないことです。

 

【こちらのページも参考に】https://syougainenkin.com/lp/01/

社会保険労務士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士 石井 要美

2026/06/25

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