





自分らしさを言葉にする力|障害年金支援にもつながる地域企業との学び
【自分らしさを言葉にする力】
ぷわぷあ社会保険労務士法人の近くに、スターグローブという学習塾があります。
こちらの企業様とは、私個人としても10年ほど前からご縁があり、以前から地域で大切な教育活動をされていることを拝見してきました。
そのスターグローブ様が、今年度より「青葉アグロラ」という新しいプログラムを開始されました。
青葉アグロラは、学びを「やらされる勉強」から「必要な学び」へ変えていくことを目指したプログラムです。
学習と探究を組み合わせ、子どもたちが自分の中にある問いを見つけ、その問いを授業での学びにもつなげていく設計になっています。
私は今回、ご縁をいただき、このプログラムに参加させていただくことになりました。
その中で改めて感じているのが、「自分らしさを言葉にする力」の大切さです。
自分は何を大切にしているのか。
どのようなときに力が出るのか。
何に迷い、何に不安を感じるのか。
そうしたことを自分の言葉で表現できることは、進路選択や自己PRだけでなく、これからの人生を考えるうえでも大きな力になると感じています。
そしてこの学びは、障害年金のご相談や支援にも深くつながるものだと思っています。
【青葉アグロラという新しい学びの形】
青葉アグロラには、5つのカテゴリから選ぶ12のプログラムがあります。
どれも、子どもたちの中に「学びの目的」が生まれる場所として設計されています。
勉強というと、どうしても「やらなければならないもの」「点数を取るためのもの」と受け止められがちです。
もちろん、学校の勉強も大切です。
計算ができること、文章が読めること、知識を身につけることは、将来の選択肢を広げるうえで必要な力です。
けれど、なぜ学ぶのかが見えないままでは、学ぶこと自体が苦しくなってしまうこともあります。
一方で、自分の中から問いが生まれると、学びは少し変わります。
なぜそうなるのだろう。
自分は何に興味があるのだろう。
これを誰かに伝えるには、どう表現すればよいのだろう。
このような問いが生まれると、学習は単なる作業ではなく、自分の世界を広げるものになります。
青葉アグロラは、そのような問いを育て、学習につなげていく取り組みなのだと感じています。
【私が参加している「私はだれなの?」研究会】
私が現在参加しているのは、「私はだれなの?」研究会です。
この研究会は、毎週の問いに少しずつ答えながら、自分自身のチャットボットを作り上げていくプログラムです。
問いに答え、その答えを積み重ねていくことで、自分らしさが少しずつ言葉になっていきます。
自分は何を大切にしているのか。
どのようなときにうれしいと感じるのか。
どのような場面で苦しくなるのか。
どんな人と関わりたいのか。
これから何を選んでいきたいのか。
こうした問いに向き合い続けることで、自分自身の輪郭が少しずつ見えてきます。
そして、その積み重ねによって作られたチャットボットに質問をすると、自分らしい考え方に沿った答えが返ってくるようになります。
一般的な正解ではなく、「私らしい答え」が返ってくる。
この点が、とても面白く、また大切なところだと感じています。
自分のことは、自分が一番わかっているようで、案外わからないこともあります。
だからこそ、問いに答えながら少しずつ言葉にしていく時間には、大きな意味があるのだと思います。
【参加のきっかけは、障害年金相談で感じていた課題でした】
私がこの研究会に参加しようと思ったきっかけは、障害年金のご相談の中で、以前から感じていた課題にあります。
障害年金の手続きをしていると、ご依頼者様から、
「自分が考えていることをうまく言葉にできない」
「何に困っているのか、自分でもよくわからない」
「どう伝えたらトラブルにならなかったのだろうか」
「自分をどう表現したらよいのかわからない」
といった声をお聞きすることがよくあります。
特に病気や障害の状態を言葉にすることは、とても難しいことです。
また、発達障害や知的障害、精神疾患などがある方の場合、自分の感情や困りごとを整理して伝えること自体に大きな負担を感じることもあります。
障害年金の請求では、日常生活や就労の状況を丁寧に整理することが大切です。
しかし、その前提として、ご本人が安心して自分のことを言葉にできる環境が必要です。
そのため、自己理解や言語化を支える学びには、障害年金相談にも通じる大切なヒントがあるのではないかと感じました。
【AIは、自分を理解するための道具にもなります】
近年、AIの技術は急速に進んでいます。
AIというと、仕事の効率化や文章作成、情報収集などに使うものというイメージが強いかもしれません。
もちろん、そのような使い方もあります。
しかし、今回の研究会に参加して感じたのは、AIは自分を理解するための道具にもなり得るということです。
自分に問いかける。
考えたことを言葉にする。
出てきた言葉を見直す。
そこから、さらに深堀する。
この繰り返しによって、自分でも気づいていなかった価値観や考え方が見えてくることがあります。
悩んだときに、自分自身のチャットボットに質問してみる。
すると、どこか一般的なアドバイスではなく、自分の考え方や大切にしているものに沿った答えが返ってくる。
それは、ただ便利というだけでなく、自分自身との対話を助けてくれるもののようにも感じます。
もちろん、AIを使う際には、個人情報やプライバシーへの配慮が必要です。
AIの答えがすべて正しいわけでもありません。
けれど、上手に使えば、自分の気持ちを整理したり、言葉にするきっかけをつくったりすることはできるのではないかと思います。
【子どもたちと一緒に学ぶことで見えてくること】
研究会では、中高生の子どもたちと一緒にワークを進めています。
問いに答えたり、意見交換をしたり、発表をしたりする中で、毎回たくさんの気づきがあります。
子どもたちの言葉は、とても素直です。
大人が難しく考えすぎてしまうことも、子どもたちはまっすぐに表現することがあります。
反対に、言葉にするまでに時間がかかる子もいます。
自分の考えを発表することに緊張する子もいます。
他の人の意見を聞いて、自分の考えが変わっていく子もいます。
その姿を見ていると、自己理解は一人で机に向かって完結するものではないのだと感じます。
自分で考える時間。
人の話を聞く時間。
自分の言葉で伝える時間。
誰かから反応をもらう時間。
そのすべてが重なって、自分自身への理解が少しずつ深まっていくのだと思います。
これは、障害年金のご相談にも通じます。
ご本人が一人で悩んでいるだけでは整理できなかったことも、誰かと対話することで少しずつ言葉になることがあります。
【自分を探索し続けることは、一生のワークです】
日々のワークでは、専用のアプリを使い、問いに答えながら自分自身を深掘りしていきます。
最初は簡単に答えられると思っていた問いでも、いざ向き合ってみると、意外と難しいことがあります。
自分は何を大切にしているのか。
なぜその選択をしたのか。
どのようなときに自分らしくいられるのか。
どんな言葉をかけられると力が湧くのか。
こうした問いに答えることは、自分自身を探索することでもあります。
そして、自分を探索し続けることは、子どもだけでなく、大人にとっても大切な一生のワークだと感じます。
年齢を重ねても、自分のことがすべてわかるわけではありません。
むしろ、仕事、家族、健康、人間関係、地域との関わりなど、人生の段階が変わるたびに、自分の価値観を問い直す場面があります。
私自身も、この研究会に参加しながら、「今の自分は何を大切にしているのか」「これからどのように支援を広げていきたいのか」を改めて考える機会になっています。
【障害年金支援にも、言語化する力が必要です】
障害年金の手続きでは、診断書や申立書などの書類が必要になります。
しかし、その書類のもとになるのは、ご本人の言葉です。
これまでどのような経過があったのか。
今、どのようなことに困っているのか。
日常生活で何ができて、何が難しいのか。
働くうえで、どのような支援や配慮が必要なのか。
こうしたことを整理していくことが、障害年金の手続きではとても大切です。
ただし、ご本人が最初から上手に話せる必要はありません。
言葉がまとまっていなくても大丈夫です。
何から話してよいかわからなくても大丈夫です。
大切なのは、安心して話せる場の中で、一緒に整理していくことです。
今回の研究会で学んでいる「自分らしさを言語化する」という視点は、障害年金のヒアリングにも通じています。
ご本人の声を丁寧に聴き、言葉になりにくい思いや困りごとを整理すること。
その積み重ねが、その方の状態を必要な書類に反映することにつながります。
【地域企業との学びが、支援の幅を広げてくれます】
今回、スターグローブ様の青葉アグロラに参加させていただいていることは、私にとって地域企業との新しい学びの形でもあります。
障害年金の支援というと、医療機関、福祉関係者、行政、士業との連携を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、それらの連携はとても大切です。
一方で、地域には、教育、学び、探究、居場所づくりに関わる企業や団体もあります。
子どもたちが自分の言葉で考えを伝える力を育てること。
自分の価値観を知り、進路や将来を考える力を身につけること。
テクノロジーを使いながら、自分らしく表現する経験を積むこと。
こうした取り組みは、将来の生きやすさにもつながっていくのではないかと思います。
そして、障害や特性のある方にとっても、自分の困りごとや希望を言葉にできることは、とても大切な力です。
地域の中で、さまざまな企業や支援者がつながることで、困ったときに相談できる先や、学び直せる場、挑戦できる場が少しずつ増えていきます。
私は、そのようなつながりをこれからも大切にしていきたいと考えています。
【これからも地域での学びを障害年金支援につなげていきます】
青葉アグロラは、今年度始まったばかりのプログラムです。
今は、参加している皆さんと一緒にワークを進めながら、少しずつ作り上げている段階です。
完成されたものをただ受け取るのではなく、参加しながら一緒に育てていく。
その過程そのものにも、大きな学びがあると感じています。
私自身も、時間の都合がつく限り、毎週参加しています。
中高生の子どもたちと一緒に問いに向き合い、意見を交わし、自分自身のチャットボットを育てていく時間は、とても新鮮です。
そしてその学びは、障害年金のご相談にも必ずつながっていくと感じています。
自分を知ること。
自分の言葉で伝えること。
人の言葉を受け止めること。
テクノロジーを上手に使いながら、自分らしい選択肢を広げること。
これらは、障害年金の手続きや、その後の生活を考えるうえでも大切な視点です。
障害年金の支援を、制度の中だけで完結させるのではなく、地域の学びや人とのつながりの中でも広げていくこと。
その積み重ねが、必要な方にとって、少しでも生きやすい社会につながっていくことを願っています。
今後も、このブログの中で、青葉アグロラでの学びや、地域企業との連携を通じて感じたことを取り上げていきたいと思います。
【スターグローブ様の詳細はこちら】https://starglobe.xyz/
【こちらのページも参考に】https://syougainenkin.com/lp/01/
社会保険労務士/CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
石井 要美
2026/07/16
- 障害年金社労士ブログ

